アメリカ旅行記が延び延びとなっていまして、なかなか他の記事をアップする事が出来ない今日この頃…
台風7号も近づいていますので、皆様お気を付けくださいm(__)m
という事で、先月、山梨のお友達の所に遊びに行った時の話ですが、近年(平成25年6月)富士山世界文化遺産構成資産に登録された『忍野八海』に連れて行ってもらいました
「忍野八海」とは、山梨県忍野村にある湧水群で、富士山の雪解け水が地下で約20年の歳月をかけろ過され湧水となって出てきた、8か所の湧水池(湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池)の事
もともとは村の大部分は大きな一つの湖だったとも言われています
英名では『Springs of Mt. Fuji』と言うそうです
ちなみに、池には昔から語り継がれている話があるそうで…
菖蒲池・・・「菖蒲を身体に巻き付ければ病気が治る」とのお告げを受け、その通りにしたら夫の大病が全快した
銚子池・・・祝い事の席で大きなオナラをしてしまった花嫁が、とても恥じてしまい銚子を抱いて身を投げた
底抜池・・・洗い物をすると器や野菜が度々なくなることから村人がここで洗い物をするのを恐れるようになった
…とか、本当か噓かは分かりませんが、そんな伝説もあるそうです
古来、富士山では、山頂・山域への登拝(富士山の火口部を目指し、山麓の浅間神社境内から金剛杖を突いて一歩一歩登る行為)及び山域・山麓ヘの巡礼を通じて、神仏の霊力を獲得し、擬死再生を求める富士山信仰の独特の文化的伝統が生まれました。特に、江戸時代には、富士講という富士山を信仰の対象とした民間信仰が隆盛しました。富士講の信者は八つの湖沼において禊を行いました。「忍野八海」も禊を行った湖沼であり、「富士山根元八湖」と呼ばれました。
天保14(1843)年、富士講の一つである大我講等(市川大門村(※現在の山梨県市川三郷村)の大寄友右衛門が中心)が禊池(行場)として八つの池に雨や水を司る神である八大竜王を配祀し、再興したのを契機に「富士山根元八湖」が近隣諸国に知られ隆盛しました。しかし、明治(1868)以降、富士講は衰退の一途をたどり近年は禊を行うものは皆無となりました。
平成25(2013)年6月に富士山が世界文化遺産に登録され、その構成資産(富士山の価値を構成する文化遺産)として「忍野八海」の一つひとつの池が記載されています。
また、「忍野八海」は昭和9(1934)年に国指定天然記念物に指定され、昭和60(1985)年には「日本の名水百選」にも選定されています。
(説明文より)
この日は連休だった所為か、外国の方も多く観光に来ていて人が多かったのと、わんこ連れだったので思うように八海を全て見る事は出来ませんでしたが、さすが『日本の名水百選』にもなっているだけあって、どれも本当に透明度が高く澄んでいて、湧水特有のキーンとした冷たい水でした
なかには昔ながらの農具などを展示している所もあって、家屋内も鑑賞する事が出来るようになっている場所もあるそうです(ワン連れの為、断念)
八海のある場所には、一般住民の方の家屋もありますので、マナーはしっかり守りたいですね
お土産屋さんがあったり、猿回しなどの催しもやっていて、なかなかのものでした
次回行った時には、もう少しゆっくりと観光したいところです
━─━─━─━─━─ 忍野村よりのお知らせ(HPより) ━─━─━─━─━─
忍野八海へお越しの皆様へ
2016年4月1日平成25年6月に世界文化遺産の構成資産として登録されてから、「忍野八海」を訪れていただくお客様が増加しました。
そこで、忍野八海についてより深く、広く魅力を感じていただくため、リーフレット「忍野八海巡りガイド」を作成しました。
リーフレットは、忍野村役場、忍野八海周辺の駐車場や、富士吉田市の道の駅富士吉田などで配布しています。
また、「忍野マップ」からもダウンロードできますので、観光の際にお役立てください。
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