日本橋『滝の広場』実は…。

歴史・由来の立て札

日本橋南詰の東側にある広場に「滝の広場」という場所があります

こちらは「日本橋船着き場」となっていて、ここから船を利用した観光めぐりなどをする事が出来ます。

中央区が管理する船着き場(3ヶ所あり)の中で一番新しい船着き場で、平成23年4月に民間と共用を開始しました。

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日本橋から見た船着き場

長さ20メートル幅6メートルのポンツーンと連絡橋等からなる船着き場。

日本橋駅、三越前駅などが最寄り駅となりますが、東京駅からでも徒歩で15分程で来れると思います。

こちらから発着する船は多く、各社からいろいろなクルージングプランが出ていますので、東京観光の際は検討してみてはいかがでしょうか

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由来の記

明治四十四年四月三日に架橋されし第二十代日本橋が、本年百寿を迎えたるを記念し、此の地に往時の舟運と親水の賑わいを取り戻すべく桟橋を設けたり。開桟の行事に東西歌舞伎界の大名跡、江戸ゆかりの十二代目市川團十郎、上方よかりの四代目坂田藤十郎、両丈の船乗り込みを催す。よって此の地を俗称「双十郎河岸」と命名し、永く日本橋川の繁栄を期すると共に茲に碑を建てその由来を記するものなり。

平成二十三年七月吉日
名橋「日本橋」保存会

東の市川團十郎、西の坂田藤十郎の名前も刻まれております。

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広場の壁には、水が流れています。
これが「滝の広場」の名前となったのでしょう

真夏の都内を流れる滝は、涼しく感じられる事でしょうね

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エレベーターもありますので、階段が苦手な方でも比較的楽に降りれます。

ちなみに江戸時代、人通りの多かったこの場所には、間口五間の小屋があって、罪人の晒し場となっていたそうです。
罪人を早朝に小伝馬町の牢から出して、晒し場に繋ぎ、夕刻(16時位)に戻されていたそうです。

それ以前は、鋸挽き刑なども行っていたようですが、江戸時代には形式だけとなり、明治元年の達で廃止になりました。

今はそれを思わせるようなものは無く、クルージングを楽しもうとする人で賑わっています。

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