本日も大好評の「立て札シリーズ」をお送りします
岩本町二丁目付近に「お玉ヶ池種痘所跡」の説明版がひっそりとありました。お玉ヶ池とは…。
種痘所とは天然痘の予防や治療を目的として設立された医療機関です。
天然痘はかなり厄介なウイルスで、感染力も致死率も非常に高く、不治の病とか悪魔の病気などと恐れられてきた代表的な感染症です。
そんなウイルスの研究や治療をしていた場所なんですね。
伊東玄朴ら蘭方医たち82名が尽力して、安政五年(1858年)に種痘館(後の幕府直轄の種痘所)を設立しました。
このお玉ヶ池種痘所が、今の東大医学部の発祥の地だそうです。
種痘所はのちに現在の三井記念病院のある場所に移ったという事です。
こういった偉大な方々の研究や努力にあって、現代の医学へと進歩してきたのだと思うと頭が下がる思いですね
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